、わたし

ときどき、目に見えない自分の両腕が自分のことを抱きしめてくれるときがあります

ときどき、というか、結構あるかもしれない

午後が多いかな、帰り道とか 帰ってきて布団で動けなくなってる時とか寝る前とか

抱きしめてくれるんだけど、質量のない抱擁が余計虚しさを産むんだよね

大丈夫だよって言われている気がする 君は大丈夫だよ 安心してね ひとりじゃないよって

でもひとりなんだよね でも優しい人がそうやって言ってくれる 多分それ自分なんだけど

どうしようもない孤独は多分生まれ持ったものでこれは才能で、きっと

恋人ができても仕事が成功しても子供が生まれてもなくならないのかもしれないな

なくなっちゃいけないものだから、こうやって抱きしめてこの孤独が逃げないように、大切にしてるのかもしれないな

わたしは別に病んでないです。好きなことをしてるし分かり合える友達もいるし辛いことも特にないです。

でもどうしてもこの虚しい時間に飲み込まれるときがある ひとりで泣いてるときがある

人はひとりじゃ生きていけないなんて当たり前で、人と繋がるのは当たり前なんだけど、心はやっぱりひとりじゃん。心まで繋がれるなんて思ったことないよわたしは わたしは誰とでも仲良くできるけど、割と心開くけど、いっっちばん奥の立入禁止区域にはきっとまだ誰も入れられてないんだろうな そうだ そうおもう。

 死ぬまできっと心はひとりぼっちなんだろうなあ 自分のことは自分が一番好きで一番嫌いで一番よくわかってて一番よくわかんない。だから一番大切にしようとおもう。

このどうしようもない孤独はわたしの才能だから。死ぬまで一緒に生きてくんだ。よろしくね