憂鬱とうまく生きる

女の子は沢山の感情を持っている。

男性と女性では認識している色の数が女性の方が多いと聞いたことがあるけど、それと同じように、感情、感じる気分の種類も多いような気がする。

私は小さい頃から生きていく上で関わってきた異性の数がほんとに少なく、女子ばっかりの世界で生きてきたし、男友達なんてほとんどいないようなもの。だから男の人が何考えてるのかどういうものなのかよく分からないし、(正直興味ない。) 

私は女の子の気持ちや感情に興味がある。私自身も表情や行動で表さないけど色んな感情があるし、女の子と仲良くなると、みんなそれぞれ普段は見えることのない色々な事情や気持ちと戦っていたりすることが分かる。

そんな女の子たちは、よしよし、みんな頑張ってるね偉いねって抱きしめてあげたいぐらい愛しい。

女の子の沢山ある気持ちの中で今回私が取り上げたいのは「憂鬱」。

憂鬱の原因になるものは普通に生きていく上であちらこちらに転がっていて、憂鬱はすべての女の子に纏わりつく背後霊のよう。

大雨で憂鬱、とか、満員電車が憂鬱、とか、男でも憂鬱に感じることはある！と思うかもしれないけど、そんなのと比べ物にならないぐらいには「女の子特有の憂鬱」があると思う。

だって、1ヶ月の内1週間は 絶対に憂鬱な期間がある。その期間は症状的な憂鬱にプラスして、白いスカート履いてきちゃったから気になる…とかよりによってバイト忙しい…とか久々のデートと被った…とか沢山の憂鬱をぶち込んで来る。

もちろんそれ以外の日だって普段の生活において憂鬱は纏わりついてくる。

前髪の調子が良くないとその日1日憂鬱だし

顔がむくんでたら誰にも見られたくないほど憂鬱だし

ヒールで靴擦れして憂鬱だし

あの人からの返事が来なくて携帯を確認する度に憂鬱になるし

帰り道にあの時のことを思い出しちゃっただけで憂鬱は生まれる。

憂鬱は誰かに話したり慰められたりしたところで治るものでもない。悩みや心の傷のような重いものではないけど気を下げる、ささくれのような小さくて厄介なもの。治す方法は無いから、自分の中で受け入れるか、たたかうしかない。

私はそんな憂鬱と女の子がたたかう為のアイテムや術として、かわいいものや服、おしゃれ、化粧品、ネイルなどがあるのだと思う。

憂鬱は治す方法は無いと言ったけど、憂鬱を和らげてくれる唯一の魔法はある。その魔法とは、「ときめき」。

 かわいいとは、見ただけで自分がときめくもののこと。

ときめくものを身につけて持ち歩いていたら、ちょっとだけ幸せな気持ちが生まれて、ちょっとだけ憂鬱な気持ちも忘れてしまう。

だから、毎日憂鬱を抱えながら強く生きなきゃいけない女の子たちは是非、ときめく気持ちを忘れずに、生活にときめきを取り入れて欲しい。

憂鬱は治せない。だけど、貴女が女の子である限り、憂鬱と一緒に生きていかなくちゃいけない。

だから、かわいいを身につけて、おしゃれして、好きな音楽を聴いて、ときめきの魔法で憂鬱とうまく生きていきたいと思うし、できるだけたくさんの女の子たちにこの魔法を提案していきたいのだ。